自宅サーバー構成 (2022/4月現在)
現在自宅には1台の自作PCがサーバーとして24時間稼働しています。ハードウェア構成は下記の通り
- CPU: Core i9-10900 (10コア)
- M/B: ASUS TUF GAMING B460M-PLUS (Micro-ATX)
- MEM: G.SKILL DDR4 PC4-25600 32GB x2
- 電源: Corsair HX750i (750W)
- CPUクーラー: Corsair H100i RGB Platinum (水冷)
- GPU: GeForce GTX 1660 Ti (動画エンコード用)
- TVチューナー: Earth Soft PT3
- ケース: Thermaltek CoreV21 (キューブ型)
2020年9月に新規作成したPCで、先代がHaswell世代のCore i7-4770S + 32GBメモリ構成であったことを振り返ると大幅にパワーアップ。同時に多くのVMを起動させることができる点と動画の高速エンコードの実現にフォーカスをおいて部品選定を実施。
テレビ録画サーバー、メディアサーバー、リモートデスクトップサーバー、ファイルサーバー等複数のサーバーが1台に集約されています。
サーバーネットワーク構成図
自宅のネットワーク構成は上記の通り。自宅がマンションで、インターネットプロバイダを自分で選べない&グローバルIPが配布されない環境下で自宅サーバーを外部公開するために多少の工夫を行っています。
- サーバー外部公開用のグローバルIPを得るために、外部にVPSを借りています(さくらVPSを使用中)
- VPS上でVPN Serverを稼働中
- 自宅内のVM/PCで外部公開が必要なマシンのみVPS上のVPNに接続し、VPS経由で外部からアクセス
- 自宅サーバーに接続するためのVPSと、ブログ(vonlog.com)を公開するためのVPSを物理的に分離させるために2台目のVPSを利用中
- 2台のVPSはローカルネットワークで相互接続
各VM/PC/VPSの用途
自宅サーバー (ESXi)
- VMWare ESXiをインストールし、Linux/Windowsマシンを仮想化
- ケースファンやGPUファンの変更、GPU未使用時は強制的にGPUファン回転を止める等の改造を適用し静音化
- 普段は部屋の隅にディスプレイやキーボードも接続しない状態で設置
ノートPC (Windows)
- メインで使っているノートPC (Toshiba Dynabook V62)
- ノートPCは基本サーバーにリモート接続するための端末としてのみ使用
- これにより外出先、職場、実家、海外出張先どこからでもESXi上のVMにアクセスして使用することで、どこからでも同じ環境を使えるようにしている
- 現在はOSはWindowsであるが、接続端末として使えれば良いのでWindowsに拘る必要はなく、Mac Book Air M1/M2への乗り換えを検討中
メインVM (Windows)
- メインで接続する仮想デスクトップ環境
- プログラミング環境や動画編集等、普段遣いに必要な環境を仮想化している
録画サーバー (Linux)
- Linux 仮想マシン上にTVチューナー PT3をパススルーし、docker + epgstation + mirakrun の構成で録画サーバーを構築
メディアサーバー (Windows)
- 録画サーバーで録画したデータのエンコード用PC、兼録画データを配信するメディアサーバー
- 動画エンコードにはAmatsukaze + GeForce GTX 1660 Ti によるHWエンコード(NVEnc)を使用中
- メディアサーバーとしてはEmbyを使用中
- OSはWindows
- 理想はLinuxのdocker 環境に押し込むことができると嬉しいのだが、AmatsukazeがLinux対応していないため泣く泣くWindowsを使う。。Emby自体はLinuxでも使用可能だが、GPUエンコードを使うためにGPUをパススルーしているWindows PC上で使用中。
バックアップ用VM (Linux)
- 自宅サーバーのHypervisorがESXi 6.7をvCenterが使えない制限ありの有償アカウントで使っているため、VMのバックアップ/リストアがvCenter経由で簡単に実施できない制限がある
- そのためバックアップ専用のVMを作成し、必要なVMの自動バックアップ、リストアを実現
VPS1 (さくらVPS 1GBプラン)
- さくらVPSのメモリ1GBプランを東京リージョン(990円/月)で使用中
- 外出先から、メインVMへのリモートデスクトップや録画サーバー、メディアサーバーへの接続に使用
- 基本家族以外には公開していない
VPS2 (さくらVPS 512MBプラン)
- 2021年7月から追加
- さくらVPSのメモリ512MBプランを東京リージョン(698円/月)で使用中
- 個人的な実験用のVPSとして今まではAWS EC2を無料範囲内で使っていたのだが、常時インスタンス起動の場合はさくらVPSのほうがコストメリットが大きかったため契約
- 主にこのブログ(vonlog.com)の公開に使用中
- VPS1上で公開することも可能であるが、プライベート接続用のVPS1とパブリック公開用のVPS2をセキュリティ面を考え分離
- このブログはwordpressで作っているが、メモリ512MBプランでは将来的なメモリ不足の懸念が大きい。その場合、将来的にはローカルネット接続されたVPS1と連携して動かすことで負荷を下げる予定。
仮想通貨マイニング構成&セッティング
Nicehash Minerを使いGPUを1台搭載したシステムを合計2台、2か所でマイニングを実施中。
(システム1)
設置場所:自宅(ESXi 仮想マシン + GPUパススルー)
搭載GPU:Nvidia GTX 166Ti
GPU電力: 75W
マイニング性能:29.5MH/s
オーバークロック設定:Core Clock -200MHz, Memory Clock +900MHz, Power Limit 63%
(システム2)
設置場所:マンスリーマンション
搭載GPU:Nvidia RTX 3090
GPU電力:310W
マイニング性能:119MH/s
オーバークロック設定: Core Clock -300MHz, Memory Clock +1000MHz, Power Limit 91% (最適化の余地あり)