こんにちは、ぼんぼんです!
2023/3/22からセントラル短資FXでめがねこFRをカスタム設定で運用開始しました!
私は自動売買としてトラリピ鈴の戦略をカスタムした設定をメインで運用していますが、この度めがねこFRの戦略をカスタム設定でまずは少額テスト運用することを決めました。この記事では、運用開始する理由とカスタムしている部分について紹介しています。
めがねこFRとは?
めがねこさん(@meganekofx)が作者の少ない含み損で高い利回りの実績を誇る非常に優秀な戦略です。オリジナルの戦略詳細はこちら。
運用する通貨ペアを工夫することで評価額が同時に下がることを低減する「すくみ効果」により含み損の増加を抑え、リスクを小さくした運用を可能にすることを特徴としています。
なぜめがねこFRを運用始めるのか?
まだめがねこFR戦略のリスクを十分に理解、検証できていないためこれをぼんぼんのメイン戦略とする予定は現時点ではありません。(将来的に割合を50:50くらいにしようかなと検討中)
ではなぜテスト運用を行うのか?目的は以下の2つです。
- 公式の必要運用資金の半分以下で成立するカスタム設定で運用した場合の利回りと含み損推移の実データ取得&検証
- 1000通貨単位の運用が基本のめがねこFRセン短バージョンを少額(300万円程度)運用資金&1万通貨単位の運用に拡張できるか検証
上記1,2を検証した上で、最終的な目的は代用有価証券を使ったFX運用にめがねこFRを適用することです。私は現在国内株式とETFを定期購入しそれを担保に代用FXを行なっていますが、購入銘柄と証券会社の制約から1万通貨単位での運用が必須となっており用意できる資金の関係で使える戦略に限りがあります。
また、株式とETFは金融ショック時には評価額が大きく下がることが予想され、代用FXの運用で発生する含み損が大きくなることは非常にリスクが高いです。そのため、含み損を抑えた運用が可能なめがねこFRは代用FXで使う戦略として適しているのではないか?と考えており、その事前検証がこのテスト運用の目的です。
現時点ではめがねこFRで必要なAUD/NZD、NZD/USD、USD/CHFが揃った代用有価証券でFXができる証券会社がない・・はずはので、今後通貨ペアが追加されなかった場合にどうするかの検証も兼ねています。
めがねこFR カスタム設定概要
現時点でHPで公開されているめがねこFRはステップ15まであり、ステップ15の必要資金は775万となっています。これを1万通貨単位でやろうとすると必要資金は単純に10倍で7,750万円・・現実的ではありません笑
すくみ効果が発生するステップ3は必須ですが必要資金は80万で、1万通貨単位では800万円の運用資金となりこれもまだハードルが高いです。ステップ3が30万で運用できれば、1万通貨単位に拡張しても300万円に抑えられるので現実的な範囲に入ってきます。これを目指します。
<基本設定> めがねこFRステップ3
<変更内容>
運用資金:80万円→30万円
トラップ数:公式の半分に減らす
運用通貨:EUR/GBPを追加 (2023/3/26追加)
めがねこFR カスタム設定詳細
通貨ペア | 売買 | レンジ | 通貨数 | トラップ幅(本数) | 利益幅 |
AUD/NZD | 売り | 1.178 ~ 1.102 ドル | 1000 | 0.004ドル(20本) | 0.025ドル |
買い | 1.090 ~ 1.010 ドル | 1000 | 0.004ドル(21本) | 0.025ドル | |
NZD/USD | 売り | 0.800 ~ 0.680ドル | 1000 | 0.010ドル (13本) | 0.011ドル |
買い | 0.670 ~ 0.550 ドル | 1000 | 0.010ドル (12本) | 0.011ドル | |
USD/CHF | 買い | 0.930 ~ 0.870 フラン | 3000 | 0.010フラン(7本) | 0.030フラン |
EUR/GBP | 売り | 0.940 ~ 0.868 ドル | 1000 | 0.008ポンド(10本) | 0.035ポンド |
上記注文を手動で入力しています
なおEUR/GBPを追加している理由ですが、代用有価証券を使ったFXに対応する証券会社ではAUD/NZDの通貨ペアの取り扱いがないところが多く、めがねこFRで必要な通貨ペア3つが揃いません。その場合、AUD/NZDの代替としてEUR/GBPを使うことを検討します。EUR/GBPに変更することで運用利回りは約7%落ちますが、含み損の割合等のリスクはバックテストではほぼ同等かと。利回りについては、リスクをとって運用資金を少なくすること(3ペアで30万円)でめがねこFR公式設定とほぼ同等になるかなと見積もっています。
必要最低資金:38万円
運用に必要な資金は2007/1/1 ~ 2022/11/18の期間のバックテストにより見積もっています。
バックテスト期間中の最大必要資金は約82万円です。ただ、これはスイスフランのレートに制限が適用されていた期間を含んでおり、上限が撤廃される2015年以降に限ると必要資金は2015/1/15のスイスフランショック時の38万円が最大となります。
さらにこの時のスイスフランショックは上限が撤廃されたことが引き金になっており、レート制限がない現在では再び起きる可能性が低いと考えてこれも除外すると、次に大きいのはコロナショックの31万円、ドル円150円突破時の約24万円となっており、あくまでテスト運用なので今回は30万でも2023年年末までなんとか運用できるのではないかと思っています。
バックテスト結果
必要資金を計算したバックテストの条件と結果を参考までに記載しておきます。
バックテスト条件
・期間:2007/1/1 ~ 2022/11/18
・スワップによる影響は考慮しない(自作ツールがスワップを考慮できないため)
・ヒストリカルデータはデューカスコピー・ジャパンから取得した1分足データを元に生成した1時間足を使用
テスト結果
2015/1/1以降の平均年間利回りは約45%、期間中の平均含み損は驚異の−1.9万円。発生した利益を全額都度出金し、運用資金30万円をキープした場合の期間中の平均口座維持率は約344%となります。
上記バックテストでは1000通貨単位で実施していますが、必要資金を10倍にして1万通貨単位で行った場合でも数字が10倍になるだけで他は変わりません。AUD/NZDを除外すると利回りは約7%落ちます。。
注意点としては、バックテストの通り2007年〜2015年は必要資金が30万円を大きく超えています。これは主に、UAD/CHFとAUD/NZDがめがねこFRの想定レンジを大きく超えて推移している期間を含むためです。
現在のレンジ相場は2015年以降で8年間以上継続していますが、今後2015年以前のレートに戻る可能性はゼロにはならないという点は頭の片隅に置いておく必要があります。つまり、最悪のケースでは損切り&撤退もありえます。
既知の制限事項
上記設定を資金30万円もしくはそれ以下で運用した場合、発注証拠金不足によりすべての注文を事前に発注しておくことができません。その場合、現在のレート前後の注文をできる範囲で設定しておけば極端に急激なレート変動が発生しない限り特に問題はないと思います。
まとめ
2023/3/22からセントラル短資FXでテスト運用を開始しためがねこFRのカスタム設定とそのバックテスト結果を紹介しました。
今後の予定としては、2023年中はテスト運用を継続し問題がないと判断できたら2024年から代用FXを別の証券会社に移し現金資金追加の上、めがねこFR運用に変更できたらいいなと考えています。
2024年以降、セン短口座をどうするかはその時の資金状況によるので別途検討します。