こんにちわ。最近は本業そっちのけで投資のことばかり考えているぼんぼんです。
2022年3月より、ぼんぼんのポートフォリオに分散投資の一環で新たな戦略を追加します!その名は「ネオモバ × 高配当株投資」
この戦略は、ぼんぼんが好んで運用する自動売買ではなく、手動売買が必要となりますが極力機械的に購入する銘柄を選ぶルールを決めて運用していく予定です。
この記事では、新戦略の方針と基本ルールを紹介しています。
新戦略を始める背景&きっかけ
2022年4月より投資に回せる資金が月4~8万円ほど増える見込みで、これをどのように割り振るべきか1カ月ほど悩んでいました。
ぼんぼんの2022/2月時点のポートフォリオは下記の記事にありますが、現在月5万円の不労所得を生みだしている攻める資産は100%トラリピで構成されています。
追加資金をすべてトラリピに投入すべきか、別に分散投資を行うかで悩み中・・
出した結論は、「日本の個別株へ分散投資をする!」でした。
理由は下記の通りです。
- 最大8万円を毎月トラリピに投入しても、1年後の毎月の不労所得が1万円増えるだけの効果しかでない
- リスク資産をトラリピへ一極集中させるのが怖い
- 長期株式投資さん(@budoukamail)の本を読み、高配当株投資に興味を持った
- 高配当株投資は少額からでも始められ、追加資金を無駄なく使える
一番の決め手は月2万円~の少額からでも運用できる点ですね。
ぼんぼんの現在のトラリピに新たな設定を追加するためには100万円ほどまとまった資金が必要でした。追加資金で100万円貯まるのを1年以上待つよりも、余裕資金をコツコツ積み上げる仕組みをポートフォリオに今作ることが将来の大きな利益につながると判断し、高配当株投資を3月から実践します!
高配当株投資のおすすめ書籍
株式投資にも色々な戦略がありますが、私が実践するのは長期保有前提で増配が続く高配当銘柄を安値で買い集める高配当投資です。
長期株式投資さん(@budoukamail)の書籍、『オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資』にはこの戦略の基礎となる考え方はすべて記載されているので、是非一度読んでみてください。
株式投資初心者が長期投資する上で最低限理解しておきたい内容が分かりやすくまとめられています。暴落時でも退場せずに生き残るための心得が詰まった本なので、株式の長期保有を行う方のバイブルに成り得る良著です!
投資の考え方だけではなく、具体的にどの銘柄を購入すべきかについても記載があるため、最初は分からないから著者の方と同じ銘柄に投資をしてみたいといった使い方もできるので株式投資の入門書としてもお勧めです。
ネオモバ × 高配当株投資のメリット・デメリット
メリット
- 1株 数百円~数千円の金額から株を買うことができる
- 1カ月の投資金額が50万円以内であれば、売買手数料は実質20円
- 購入した株を売却しなくても、定期的に配当金(不労所得)を受け取ることができる
- 少額でコツコツ積み立てし易い
デメリット
- 月50万円以上株を購入する人には手数料が割高
- 株が購入できるタイミングが決まっている(リアルタイムで取引できない)
- 株の購入価格が発注時にはわからない(S株は成行注文のみ可)
- 配当利回りは平均3%前後のため、不労所得を得る資金効率が悪い
では、メリットについてもう少し具体的に解説します。
メリット① 1株 数百円~数千円の金額から株を買うことができる
株式は売買時の株数に制限があることが多く、通常は単元(100株)単位で取引が行われます。
つまり1株2,000円の株でも、単元=100株の場合は20万円の購入資金が必要となり購入時のハードルが高くなります。
しかし、ネオモバを使うと1株単位で購入できるため購入資金を大幅に抑えることが可能です!
メリット② 1カ月の投資金額が50万円以内であれば、売買手数料は実質20円
ネオモバを使う場合、1か月間に何回トレードを繰り返しても購入金額の合計額が50万以内であれば手数料は220円で固定です♪
しかも毎月株購入に使えるTポイントが200円分もらえるため、手数料は実質20円!
メリット③ 購入した株を売却しなくても、定期的に配当金(不労所得)を受け取ることができる
1株だけ購入した場合でも、配当金が支払われる銘柄であれば株を持っている間は取得株数分の配当金が毎年支払われます。
なお株主優待は注意が必要で、ほとんどの場合は単元株数以上を持っていないと優待の権利がありません。
メリット④ 少額でコツコツ積み立てし易い
高配当株投資は株価が割安になったタイミングで買い増しを行うことが重要ですが、1株2,000円の株を100株単位で複数回タイミングをずらして購入となると、必要な購入資金は膨大です。
一方でネオモバなら、数株ずつ割安になったタイミングで買い増し、単元を目指すといった運用が可能なので、少額からコツコツ積み立てがしやすいですね♪ 資産が育ち、毎年の不労所得が徐々に増えていく様子を楽しむこともできますね!
一方で、下記のようなデメリットもあります。
デメリット① 月50万円以上株を購入する人には手数料が割高
実質手数料が20円で取引できるのは合計取引額が50万円までとなります。50万円以上だと、取引金額に応じて手数料が増えていきます。正直、50万円以上購入する場合は、他の証券会社で購入したほうが手数料を抑えることができると思います。
例えばSBI証券であれば一日の約定代金100万円まで手数料無料というプランもあるので、1カ月に50万円以上取引できる投資資金が潤沢な方はSBI証券で取引してみてはいかがでしょうか?
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デメリット② 株が購入できるタイミングが決まっている(リアルタイムで取引できない)
ネオモバでは株を発注するとすぐに購入されるわけではなく、発注する時間により購入するタイミングが決まっています。
出典: ネオモバ | S株(単元未満株)の当日約定タイミングを増やしました
上記の通り、購入タイミングは発注時間により1日3回、9時(前場始値)、12時半(後場始値)、15時(後場終値)です。
あまり困ることはないですが、S株の売買は発注から購入完了まで若干のラグがあります。
デメリット③ 株の購入価格が発注時にはわからない(S株は成行注文のみ可)
証券会社で単元株を購入する場合、指定の価格で購入する(指値) または いくらでも良いので成立する価格ですぐ購入(成行)の2パターンを選べます。
しかしネオモバでS株を購入する場合は成行しか選べません。
つまり、デメリット②説明した購入タイミング時の成立価格で購入が行われます。
この制限で困るパターンは、発注時点(13:30)では価格が安かったので注文したが、その後相場が急回復したため購入時(15:00)には意図せず高い価格で成立してしまったケースですね。
このパターンは完全に回避することはできませんが、念のため注文が締め切られる時間ギリギリに価格をチェックすることである程度は回避できます。
デメリット④ 配当利回りは平均3%前後のため、不労所得を得る資金効率が悪い
これは、ぼんぼんのように不労所得を増やしFIREを目指す人は注意しましょう。
株で期待できる配当利回りは平均で3%前後です。一方でトラリピ等のFX自動売買で期待できる利回りは10%程度です。
株とFXではリスクの大きさが違うので単純比較はできませんが、少なくとも株の配当金だけで生活費を稼ぐことを考えた場合、必要となる資金はFX自動売買の3倍以上となります。
高配当投資は、長期的(10年~)に見れば配当利回り3%に値上がり益7%程度を加えて、合計10%程度のリターンは十分に期待できると考えていますが、短期的に不労所得(配当利益)を増やすことにはあまり向いていません。
高配当投資とFX自動売買を組み合わせて利回りを上げる方法もありますので、興味がある方は下記の記事もご覧ください。
まねぱ×代用FXの記事リンクをはる
目標運用利回り10%
上記の書籍や長期株式投資さんのブログに過去の運用成績が記録されています。
それによると2013年からの平均利回りは13.14%とのこと。ただし2013年は日経平均のパフォーマンスが+56%で、長期株式投資さんのポートフォリオも+49%の成績となり平均利回りを大きく押し上げている要因となっているため、念のため2013年を平均から除いて再計算すると年間平均利回り約10%程度が期待できると考えられそうです。
ぼんぼんの高配当投資基本ルール
ここではぼんぼんの運用ルールを紹介しています。
毎月の投資額は最低2万円+α
2022年4月から毎月1日にネオモバ向けに2万円を固定額で入金します。
2万円の固定額に加え、前月の生活費の余剰金も併せて入金します。(1万円~2万円程度を想定)
1日の購入金額は月の入金額の1/4まで(例外あり)
価格が安いからと言ってまとめ買いはしない。最低でも1カ月で4回に分けて購入することになるように購入金額に制限をかけます。
購入タイミングは日経平均1%もしくは株価が1.5%以上下げた時に限定
株を購入するのは、①日経平均が1%以上下げた時、②特定銘柄の株価が1.5%以上下げた時に限定します。
これは試行錯誤中のルールで、安値で機械的に買い集めるための適切なルールを模索中です。
事前に作成した購入予定リストの優先順位に従い、値下がり率が大きい銘柄を購入
基本的に、購入予定リストの中で値下がり額が大きい銘柄を優先度が高い順に購入していきます。
もし、購入株数が偏ってくる場合はリバランスの方法を検討。
購入予定リストの内容と優先順位は半年毎に見直しを実施
運用開始初期の方針
この戦略は再現性が高いと定評があり、長期間にわたる運用実績がある長期株式投資さん(@budoukamail)の戦略をベースとしています。しかしぼんぼん自身の株式投資経験値は低く、運用しながら各ルールや購入予定リストの見直しが必要になると予想しています。
そのため今回作成した購入予定リストのパフォーマンス検証という意味も含め、最初はリストにあるすべての銘柄を最低1株ずつ順に購入することとします。
すべての銘柄を最低1株ずつ購入するためには約8万円必要なため、3カ月くらい時間をかけて購入する予定です。リストを一巡するころには、この戦略がうまくいきそうか、まったくダメダメかある程度見通しがつくのではないかと期待しています。
ネオモバ 購入予定銘柄リスト
今回の戦略を運用するにあたり購入したい銘柄リストを作成しました。
配当利回りや、現在の株価、PER、PBRを参考にぼんぼん個人の購入優先順位をつけ、優先度が高いものから順に並べています。
優先順位 | 銘柄(コード) | 単元数 |
1 | 出光興産(5019) | 100株 |
1 | 住友商事(8053) | 100株 |
1 | 三井物産(8031) | 100株 |
1 | 芙蓉総合リース(8424) | 100株 |
1 | INPEX(1605) | 100株 |
1 | FCC(7296) | 100株 |
1 | 伊藤忠(7296) | 100株 |
1 | 三菱商事(8058) | 100株 |
1 | 三井住友(8316) | 100株 |
1 | 三菱UFJ(8306) | 100株 |
1 | 三菱HCキャピタル(8593) | 100株 |
1 | オリックス(8591) | 100株 |
1 | ヒューリック(3003) | 100株 |
1 | 東京海上(8766) | 100株 |
1 | JT(2914) | 100株 |
1 | NTT(9432) | 100株 |
1 | ブリヂストン(5108) | 100株 |
2 | 積水ハウス(1928) | 100株 |
2 | 沖縄セルラー(9436) | 100株 |
2 | KDDI(9433) | 100株 |
2 | クボタ(6326) | 100株 |
2 | コマツ(6301) | 100株 |
2 | ソフトバンク(9434) | 100株 |
3 | アサンテ(6073) | 100株 |
3 | ライオン(4912) | 100株 |
3 | 花王(4452) | 100株 |
3 | JPX(8697) | 100株 |
3 | モーニングスター(4765) | 100株 |
4 | アステラス製薬(4503) | 100株 |
4 | 大塚HD(4578) | 100株 |
4 | 丸井グループ(8252) | 100株 |
基本的に、日々の株購入は優先順位1か2のものから選びます。
優先順位3と4はもう今の株価水準よりも下がってきたら購入したい銘柄となります。
運用開始直後は割安なものから順にリストを検証する意味でも、リストの上から下まで1株ずつすべて購入して傾向を見る方針としました。
別戦略「マネパ × 代用FX自動売買」との連携
上記記事の通りマネーパートナーズの代用有価証券サービスを利用したFX自動売買戦略を別枠で開始しています。
「マネパ × 代用FX自動売買」では開始直後は上場投資信託(ETF)、株式、現金を担保にFX自動売買を計30万円の資金で始めていますが、将来的にこちらの「ネオモバ × 高配当株投資」と連携する予定です。
マネーパートナーズ証券では単元未満株は他社から入庫できないため、ネオモバで購入した単元未満株はマネーパートナーズへの移管はできません。しかしネオモバで購入した株数が単元(100株)を超えた場合、単元単位で株式をマネーパートナーズへ手数料無料で移管可能です。
つまりネオモバでコツコツ安値で買い集めた株が100株を超えたら、マネパへ移管するとFX自動売買の運用資金が増え、配当収入はそのままで自動売買の決済益による不労所得をさらに増やす好循環を狙っています!
ただ現時点ではネオモバで購入した株が単元を超えるまで私の場合は数年かかる予定のため、戦略が連携できるようになるまでしばらく時間がかかりそうです。
まとめ
新戦略「ネオモバイル証券 × 高配当株投資」の基本方針を紹介させてもらいました。
毎月目標金額分を、事前に作成した購入予定リストの中から大きく値下がりした銘柄を優先的に選び、ネオモバで1株ずつ買い集める運用を基本としています。
目標とする年間運用利回りは配当収入3%と株価の平均値上がり益7%の合計10%としています。
将来的にはネオモバで購入した株をマネーパートナーズ証券へ移管し、代用FXの証拠金として使用することで利回りを上げる予定です。
今後は週次/月次報告の中で、運用状況を報告していこうと思います。