SSDの価格は年々低下していますが、HDDは今後も引き続き大容量のファイルを保存するためのディスクとしてPCやサーバーで使われます。そのため、将来のHDD価格のトレンドの理解は重要です。
この記事では2026年までのハードディスクドライブの容量単価の推移予測と容量トレンドを紹介しています。
2026年までのHDDの容量単価の推移
下記はハードディスクの1GBあたりの価格(ドル)の推移を縦軸ログスケールで示したグラフとなります。
こちらは2021年のデータで、グラフから2022年現在は1GB = 0.016ドルと読み取れます。
1ドル=128円換算で1GBあたり2.04円です。現在(2022/5)最も容量単価が安いHDDは8TB容量の製品で、市場価格は1万3千~1万4千円となっているので、容量単価=1.6~1.75円です。
2021年から見ると円安が10%以上急速に進んでいる点を考慮しても、グラフよりも若干(1割程度)安い価格で市場で販売されている状況となっています。
2022年基準で容量単価が半分になるのは2025年頃
上記データによる推測では、ハードディスクの容量単価は2025年に0.007ドル/1GB、2026年に0.006ドル/1GBになると予想されています。
2022年現在は0.016ドル/GBとなっているため、容量単価が半額まで落ちる=同じ値段で倍の容量のHDDが購入できるのは2025年頃と予想できます。
2025年頃には16TB容量の3.5インチHDDが1万3千円程度で購入できるようになるのかなぁ、といったイメージですね。
今後のHDD容量のトレンド(2025年に~50TBへ)
HDDのサイズ(容量)は今後どこまで増えるのだろうかと疑問を持つ方も多いと思います。
2022/5月時点で、20TB容量の3.5inch HDDが9万円前後で既に市販されていますが、上記グラフの通り、今後はMAMR(共鳴型マイクロ波アシスト記録方式)のような様々な新技術を取り込みながら、2025年には40TB、2028年には80TBとHDD容量は/大きくなり続ける見込みです。
おすすめ(裸族のお立ち台)
我が家では普段使わないデータの入ったHDDはPCに接続しない状態で保管してあり、必要な時だけ下記の裸族のお立ち台に接続しUSBでパソコンにつないでデータを取り出しています。
3.5インチや2.5インチのHDDをたくさん持っている方でまだ持っていない方は1台持っておくことをお勧めします。
HDDを接続するために、わざわざデスクトップPCのケースを開く必要が無くなります♪
まとめ
2026年までのハードディスクドライブ(HDD)の価格と容量の推移予測データを紹介させていただきました。
HDD容量は今後も大きくなり続け、2025年頃には16TBのHDDが1万3千円程度で購入できるようになっているのではないかと予想されます。
我が家のサーバーでは8TB x4のHDDにテレビの録画データを保管していますが、1つのHDDにすべてのデータを保管できるようになる日も近そうです♪