NASDAQ100インデックスの3倍の値動きをするTQQQが2022年6月現在大きく値下がりしています。TQQQの自動売買ができるトライオートETFは有名ですが、現在TQQQ自動売買新規受付を停止しています。
トライオードETFでTQQQの自動売買ができないからって諦めていませんか?
多少手間をかければGMOクリック証券を使えばほぼ同じ条件で手動リピート売買できますよ♪
本記事ではGMOクリック証券でTQQQのリピート売買をしたい方向けに、ぼんぼんの手動TQQQの設定紹介、および運用始めて困ったこと、注意すべき点をまとめています。
手動TQQQ最新設定 (2022/06)
2022/6/1より少額でお試し運用を開始したぼんぼんの運用設定は下記となっています。
2022年年末までに限定した運用設定です。必要資金は1ドル=130円で計算。
鈴さん(@semiritaia_suzu)のトライオートETF ブロック戦略を参考にさせて頂いています。
TQQQ運用の感覚とリスクを理解するためのお試し運用戦略になっており、概要は下記の通りです。
- TQQQ 10ドル~80ドルまで2ドル刻みで発注
- TQQQ 10ドル~50ドルまでは計2枚ずつ発注し、それぞれ利益幅は4ドルと8ドル(2ブロック稼働)
- TQQQ 50ドル~80ドルは1枚発注のみ(1ブロック稼働)
- TQQQが50ドルを超えたら利益幅4ドルの注文は停止
- 想定必要資金:TQQQ=50ドルまでは約20万円、TQQQ=80ドルで約25万円
TQQQ80ドル以上を追っていない理由
2022/6/5時点でTQQQ=32.14ドルですが、2021/12/31には83.17でした。個人的にTQQQは2022年末時点で昨年末の83.17ドルを超えられない、仮に超えてもわずかであろうと推測しています。だから現時点で80ドル以上を追いかけていません。
こちらの戦略は2022年限定で、2023年も継続する場合は資金追加の上、今回の設定で運用した反省を踏まえ新たな戦略のもと再スタートする予定です。まずは今年の想定レート内で戦略を立ててみましたことが理由です。
TQQQ下限10ドルの理由
アメリカのインフレは加速しており、政策金利の早急な上昇はもはや避けられませんが、金利上昇に対する景気への影響は甚大とみます。NASDAQ100が2022年のどこかで10000近くまで下がるのではないかと思っているので、その場合TQQQは10ドル前半まで落ちるかなぁと。
GMOクリック証券で手動TQQQを行う際に困ったこと・注意点
GMOクリック証券のCFD口座を開設し、手動TQQQを始めたのですがいくつか分かりにくい点があり、色々自分で調べた点がありました。その内容をまとめておきます。
ロスカットの単位が口座全体ではなく建玉(注文)単位
GMOクリック証券はセーフティバブルシステム(SVS)という仕組みを採用しており、建玉(各注文)ごとにロスカットレートが新規注文時に設定されます。
一般的なFX証券口座だと口座維持率があり、それが100%を割り込むとすべての注文がロスカットされます。一方のGMOクリック証券CFDでは注文ごとにロスカットレートが個別に設定され、ロスカットレートに達すると対象の注文のにロスカットされます。
自動設定されたロスカットレートを手動で変更する必要あり
GMOクリック証券CFDでは注文を入れると、デフォルトではロスカットレートが自動で設定されるようになっています。注意が必要なのは、この自動設定されるロスカットレートがかなり注文レートに近い位置に設定されることです。
TQQQはかなり1日の値動きが激しい商品です。自動で設定されるロスカットレートをそのまま放置しておくと、意図せず勝手にすぐロスカットされてしまいます。実際、ぼんぼんも最初の注文が約定してからすぐにロスカット警告のメールが来て焦りました(笑
約定してから任意証拠金を増やしてロスカットレートを下げることもできますが、注文を変更することで約定前にロスカットレートを手動で設定することが可能です。
- 注文・約定一覧(取消・変更)メニューをクリックし、ロスカットレートが自動になっている注文を確認
- ロスカットレートを変更したい注文の変更ボタンを押す
- ロスカットレートを自動から指定に変更
- 変更したいロスカットレートを入力し、確認ボタンを押す
- ロスカットレートが変更されたことを確認!
ロスカットレートを0ドルに変更することはできない
GMOクリック証券では建玉ごとに必要な証拠金+任意証拠金を積み増すことでロスカットレートを下げることができます。しかし残念ながら任意証拠金を極端に多く入金することで、ロスカットレートを0ドルにすることはできません。極端に小さいロスカットレートを入力すると、「注文中拘束証拠金が注文金額を超えています」=レバレッジ1倍以下になってますよ、と警告され変更できません。
GMOクリック証券のルール上、レバレッジを1倍以下にすることはできません。最小ロスカットレートは以下の計算式となります。
最小ロスカットレート = 注文レート÷5 - ロスカット幅
ロスカット幅は毎週変更されますが、GMOクリック証券のインフォメーション⇒バラエティCFD/ハイレバETF⇒TQQQ ロスカット幅に記載があります。詳細は下記記事をご覧ください。
例えば46ドルの買い注文は、2022/6/11時点でロスカット幅=2.99ドルのため、46÷5 - 2.99 = 5.41となるため、口座にどんなにお金が残っていても5.41ドルに達すると自動でロスカットされてしまいます。
トライオートFXの場合、口座全体の維持率が100%を切らないように十分な金額を入金しておけばロスカットレートが0になるため、資金管理がしやすいですね。ではGMOクリック証券ではどうすればよいか?多少手間はかかりますが、対処法があるので大きな問題はありません。
対策はシンプルで、ロスカットレートに達する前に一度決済し、すぐに同じレートで買いなおせばよいです。実際にはスプレッドがあるためスプレッドの金額分の損失は出ますが、ロスカットによる損失に比べれば微々たる金額ですし、意図しないロスカットが発生するよりは良いかと。
損失を一度確定することになるので、税金的にも損だしを行ってその年の納税金額を下げていると考えることもできるので、ロスカットレートが0にできないことはGMOクリック証券で手動TQQQをするうえでのデメリットにはなりません。
注文は2週間でキャンセルされる
注文は2週間後の週末に自動キャンセルされてしまうので、レートが到達する可能性が低い注文は発注しないほうが楽ですね。
ぼんぼんは、現在のレートの±30%以内のの注文を入れるようにしています。
まとめ
2022/6/18現在の最新TQQQ手動運用設定を紹介しています。
手動運用を始めるにあたり、GMOクリック証券CFDの設定で不明な点がいくつかあって自分が調べて内容をまとめました。どなたかの参考になれば幸いです。